茶室建築・茶道具の製造・卸・小売
有限会社 たかせ物産
炉切工事前に大前提として実際に使用する「炉壇」と「炉縁」の二つを準備します。
炉壇の材質の厚さがそれぞれ違うため炉壇受けの固定場所が必ず変わってくるためです。
炉切工事にかかる費用はおおまかにわけると以下になります。
| 1. 設置場所の確認・話し合い | 現場に赴き、炉を切る場所、炉を切る場所の床下に構造上重要な柱などが無いかを確認します。 この際、水屋の場所、床の間の位置、茶道口などのから設置場所が最適化どうか話し合いをします。 |
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| 2. 炉壇を支える枠材の固定 | 話し合いをもとに決めた場所に後日炉壇と炉縁を重ねた際、畳と炉縁がフラットになるように炉壇を支える枠材を床下に固定します。ここまでの作業で畳設置後に炉壇と炉縁を据え付けるだけの環境を整えます。 |
| ※当社ではこの1〜2の作業までの工事で50,000円の工事費請求となります。 ※炉壇設置場所床下に構造上重要な箇所がある場合は追加補強もしくは場所変更の打ち合わせが必要になります。 |
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| 3. 畳の発注 | 最後は畳の発注です。 炉を切る部屋が何畳なのか、リフォームの場合は炉を切る畳だけを制作して一畳だけ青々とした畳で我慢するかなどで費用は大きく変わってきます。 普段からお付き合いのある畳業者がいらっしゃる方もおりますので費用はそれぞれです。 畳をお願いする時の注意点として、茶道正式寸法である京間畳(6尺3寸×3尺1寸5分)の畳を制作するためには普段から京間専用の畳表を支度している職人さんでなければ不可能です。 江戸間専用の畳表を限界に使用しても「ちょっと大きい江戸間畳」しか用意できません。 江戸間畳で炉を切る場合も畳の目の数を数えて道具を置くという決まり事をきちんと教えたうえで発注まで段取りする必要があります。 もちろん公共工事などで炉壇受けが図面に組み込まれている場合などはいつでもご用意致します。 |
炉切工事の費用が曖昧なのはご依頼者の条件がそれぞれ違うためです。
すでに炉壇や炉縁を持っているか、発注する畳が何畳になるかなどあらかじめおおまかな検討をつけてから依頼すると最少の費用での工事で完了可能です。少しくらい炉縁が畳より上がっても…が許されない事を施工業者様に理解してもらってください。
利休の時代から流派問わずすべて同じ寸法で制作されているのが炉縁です。施工業者様にここを理解してもらうことですべての炉縁が合わないという最悪の状況は避けられます。
近年、高額な炉壇受けを設置する施工業者様を多く見かけますが、これまで茶室建築を含め数多くの炉を切ってきた当社としましては少々疑問を感じます。気持ち的に安心なのは理解できますが、よほどのことが無い限り重要なのは炉縁と畳面の高さが一致することであり、炉壇の周りに空気の層を確保することで十分だと思います。私の知る限り、炉内の熱で火事になったり電熱器のコードが焼き切れた話は聞いたことがありません。
どうしても心配ならどこの建築現場にも必ず出てくる耐火ボードの残り物を大工さんに加工してもらうだけで十分ではないでしょうか?
価格の安い炉壇は材質が薄いものが多く、厚くなるほど価格が上がる傾向があります。
最も高額な炉壇ですが、風情はもちろん、側面に傾斜があり炉内の熱が全体に対流する構造です。
定期的な補修費用を惜しまなければ最高の炉壇です。
当時、一番加工しやすい金属として用いられた世間に最も普及している炉壇です。
近年の銅原価の高騰や材質の厚さにより大きく製品価格が変わるのが特徴です。
煮色で着色するのが一般的です。灰のアルカリによる変色や腐食が難点です。
稀に最も高額な純粋な銅を独自に加工してギラギラした炉壇も見かけますが純銅を触った手で白木の道分が付着しほぼ修復不可能な黒ずみが発生しますのでお勧めしません。
※ 蛇口も一緒で純銅を正式とする情報は間違いです。
利休の時代は水道などは存在しません。
近年から出始めた新しいタイプの炉壇です。
灰のアルカリによる腐食の心配はありませんが、やはり本壁炉壇の自然な凹凸が出すわびた景色には及びません。
このタイプの炉壇もやはり価格により材質の厚さが変わってきます。
ある程度の強度を持ったこの炉壇を当社がお勧めしますが、7~8万円ほどの定価になります。
当社は炉切工事の機会が多いため指定の寸法、指定の焼き付けアルカリ耐性塗装で独自に制作を依頼しております。


当社が定期的にまとめて制作依頼をしている炉壇です。
十分な厚さの材質ですので炉壇底の補強工事は必要ありません。
62,000円(税別)
漆の重ね塗りによる厚さにより炉縁を設置する際に畳のへりに炉縁が引っ掛かり落ちていかない場合もあります。
真塗の炉縁に合わせて畳を発注すると間違いありません。
26,000円(税別)
お稽古に使用される一般的な炉壇です。
寸法は正式ですが、蒔絵炉縁なども考慮して若干の余裕をみての畳発注をお勧めします。
11,000円(税別)
「風炉の五徳は本来、風炉に合わせて作成される付属品ですが、組炭の寸法、並べ方が完全に決まっている炉用五徳の直径や爪の高さは最初から決まっています。」
当社で定期的に開いていただいた「灰作り講習会」での説明を聞き、 「五徳っぽい物」 は扱えなくなりました。
30,000円(税別)
公共施設など建築基準のルールが厳しい現場の場合、炭など火気などの規制が厳しい現場では炭型ヒーター・電熱器仕様の工事が基本になります。
その際は各メーカーの設計図通りの炉切工事が必要です。
L801サンアイ(旧野々田)炉壇 表流 83,000円(税別)/ 裏流 83,000円(税別)
定格:100V / 600W
サイズ:42.0cm角×高165cm
L801炉壇受け 51,000円(税別)
※ 炉縁は流派に関係なくすべて同じ寸法です。公共の施設でも炉縁は担当の方が持参する場合が多いので、オリジナルの炉縁を基準にすることだけは絶対に避けてください。
茶室専用の釘には「真鍮メッキ釘」と「手打ち釘」の2種類があります。
真鍮メッキ釘は型で固めた真鍮のメッキ仕上げです。
メリットは量産可能ですので需要が少ないながらも比較的安価に購入可能です。
デメリットは使用頻度にもよりますが徐々にメッキが剥がれギラギラした部分が顔を出します。
もちろん価格は大分上がりますが、この少ない需要に対して制作を続けられている職人さんには同じ製造元として熱くなるものがあります。
手打ちならではの凹凸が出す景色はそれだけの価値があると思います。
最も使用頻度が高く、お客様に見える場所にある釘です。
手打ち 5,750円(税別)
炉の天井にある釘で、お湯の入った釜と鎖を支える釘です。
釜が落ちる不安と一生付き合うよりは簡易的なネジ式の釘を避ける方が無難です。
手打ち 13,400円(税別) / 真鍮メッキ 4,900円(税別)
床の間天井に設置する吊り花入用の釘です。
ひる釘ほどではありませんがネジ式は避けるのが無難です。
手打ち 11,240円(税別) / 真鍮メッキ 3,570円(税別)
床の間正面に埋め込む花掛釘です。壁裏での補強が必要になりますので、必ず壁塗装前に壁下地補強処理をしてください。
手打ち 9,090円(税別) / 真鍮メッキ 2,920円(税別)
床の間奥の隅柱に打つ釘です。主に裏千家が正月の結び柳を飾るときなどに使用します。
手打ち 5,540円(税別) / 真鍮メッキ 2,400円(税別)
中央の軸釘と両隣の可動式軸釘一双のセットです。
中央の軸釘だけは竹製の釘を使用する場合もあります。
手打ち 5,540円(税別) / 真鍮メッキ 2,400円(税別)
社が茶筅職人に定期的に制作をお願いしています。
380円(税別)
その名の通り水屋の腰板や柱に使用する釘です。
当社が茶筅職人に定期的に制作をお願いしています。
380円(税別)